①国指定重要文化財『四脚門』
(鎌倉時代末期創建・神社正門)
*鎌倉時代末期の建立と伝わる桧皮とコケラ板を交互に葺いた鎧葺、入
母屋造りの朱塗りの門で、本柱の前後に4本の控柱があることから「豊満神社四脚門」と呼ばれ国の重要文化財にも指定される四脚門で、
このお屋根の造りの門は全国的にも大変珍しく現在、県内では当神社
だけだといわれております。現在は門の左右に五本の白線が入った脇
塀と小門が二ヶ所、設けられています。
また戦国時代の夜半に、戦の移動の途中で当神社に休憩のため立ち寄
った織田信長軍の兵士の一人が、間違って四脚門に松明を立てかけて
しまい、門の一部を焦がしてしまったという伝説も残っております。
(令和3年の修繕工事中に、古い塗装をはがした際にわずかな焼け跡
らしき痕跡が発見されました)
②神功皇后『勝運伝説の竹藪』(四脚門出て参道左脇)
*神功皇后の一軍がこの辺りの竹で旗竿を作って朝鮮征伐のおりに持参
したところ見事勝利を収めたという伝説から、源 頼朝公をはじめ多
くの武将がこの竹藪の竹を好んで求めたと伝わっております。
③『美人の木(告白の木)』・『恐竜の木』など
杜の木々 (本殿裏杜の中)
*この『美人の木』は樹齢約三百年と伝わるムクの大木で、根の部分が
地上から約3m程伸び上がっている珍しい木で、その美しい立姿はま
るで女性の美脚のようだと賞されます。木肌に触れると美肌の御利益
があるといわれ、また伸び上った根と根の間に一人づつ後向き(外向
き)に入り、お連れ様に愛の告白をしたり、日頃の感謝を伝えたり、
以前のことを謝ったり・・・、普段言えないことを素直に言える『告
白の木』という別名もあります。
境内の杜の奥の方にはこの他に、まるで首長竜のような『恐竜の木』
などもございます。
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④『左 甚五郎伝説の格子』(拝殿の前後)
*以前は①の重要文化財の「四脚門」の両翼の小門のところに取り付け
られていたと言われている非常に几帳面なきれいな形をした格子で、
江戸時代の伝説の名工「左 甚五郎」の作と伝わっております。
現在は拝殿の前後両サイドに計四枚、配置されている姿が確認できま
す。
⑤愛を知る川で採れた奇跡の自然石
恋占い『ハート石』(拝殿左側軒下)
*この石はその昔、愛荘町内を流れる愛知川の河原で氏子の方が見つけ
られ奉納されたもので、撫でれば縁結びの御利益があり、また意中の
方を思いながらこの石をそっと持ち上げてみて、軽く感じればその恋
は叶う、重く感じれば叶いにくいといわれております。
(最近、境内で偶然見つかった、ハート石そっくりの「子ハート石」
というのもあります)
*各スポットの場所がわかりにくい場合は、神社職員にお気軽にお訪ね
下さい。
豊満神社を訪れた際には、神社の境内にある下の5つの縁起ものを探してみて下さい。(あえてここにはヒントの画像などは載せません)
みごと見つけた人には、それぞれのご利益が得られるかも?!
①鬼・・・開運招福、悪霊退散など
②桃・・・不老長寿、邪気祓、子授、安産、美人など
③鹿・・・商売繁盛、福徳開運など
④鳩・・・平和、家内安全など
⑤6つのハート(丸く一カ所に固まってある)
・・・縁結び、恋愛成就 など
*ヒント:境内の各建物の上の方(お屋根付近)を探してみよう。
どうしてもわからない場合は神社の人に聞いてみよう。
*30分以内に全部見つけ出せた貴方は相当の強運の持ち主です!
(見つけたアイテムを持ち帰ることはできません)
*平常時にどうしてもご覧になりたい方は、お電話やメールなどで前も
ってご連絡の上、神社にお越し下さい。
(祭典日や他の神社行事、宮司の出張などでご希望に添えない場合も
ございます)
①拝殿 江戸時代~明治時代奉納の大絵馬
②火災時焼け残り「三十六歌仙図」一体
③東郷平八郎元帥直筆「豊満神社」掛軸
④神仏習合時代の仏像(年代不明)
⑤土器(年代不明)
⑥豊満神社明治時代境内図
⑦豊満神社崇敬俚謠(草津節十首)~作者不明~
〒529-1321 滋賀県愛知郡愛荘町豊満392
豊満神社 社務所
☎ 0749-42-3448
FAX 0749-46-3100
E-mail toyomitu@kme.biglobe.ne.jp
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